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トークンの分類体系の標準化により大きなインターオペラビリティ確保を目指すToken Taxonomyとは

2019年11月14日

目次

  • 前提
  • トークン構造での分類
  • トークン機能での分類
  • 分類されたトークンの具体例
  • トークン分類の全体像
  • 総論

前提

本レポートではToken Taxonomy Framework(TTF)を概観します。TTFはEthereum, Accenture, IBM, R3, ConsenSys, EY, Microsoft, Web3 Labsなどが主導するToken Taxonomy Initiativeが発表したトークン分類のためのフレームワークで今月に発表されました。
Taxonomyは「分類」という意味で、「あらゆるトークンをその性質や機能で分類すること」を目的としているのですが、活動範囲はトークンの分類に留まらず、教育や規制当局とのコミュニケーション促進も含まれます。
TTFができた背景として、乱雑なブロックチェーン業界の用語や分類を整理し、異なるブロックチェーンでのトークン設計の標準化、ならびに異業種間のコミュニケーションの促進を行う狙いがあり、MicrosoftのAzure Blockchain TokensはTTFを採用しています。
物事を分類するためには「分類のための軸」が必要です。ビジネスモデルや国民性の差異を示すために、2つの軸を取って空間を4分割する方法は一般的ですが、「何を軸にして空間を分割するか」は難しい問題で、この軸のとり方次第でトークンの配置は大きく異なります。本レポートではTTFがどのような基準でトークンを分類しようとしており、その結果各種トークンがどのような性質を理由に、どのように分類されるのかも確認します。
なおTTFは公的な機関ではないため、法や規制に基づいたフレームワークを提供するわけではありませんのでご注意下さい。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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