「クリプトは投機的な用途しかない」という批判を打ち消す次に期待されている分野
2025年03月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 「クリプトは投機的な用途しかない」という批判を打ち消す次に期待されている分野
- 1.ステーブルコイン決済
- 2.株式をオンチェーン上でトークン化
- 3.オンチェーン金融を前提とした役務提供や投資銀行のようなビジネス
- 総括
前提
今回は、「クリプトは投機的な用途しかない」という批判を打ち消す次の成長分野はなにか?について筆者の考えを述べます。
現状、この業界は、「クリプトは投機的な用途しかない」という烙印を押されつつあります。実際は、重要なイノベーションはありますが、それは「Bitcoin・DeFi・DeFiのインフラ(レイヤー1・レイヤー2)」のみです。
筆者としてもほとんどこれらのみが業界でPMFをしたプロダクトであると考えています。その他のクリプトのユースケースであるミームコイン・DePin・GameFiなどはいずれも未だPMF前の段階のプロダクトで持続的な活用方法を見いだせていないか、投機の手段になっていしまっています。
とはいえ、デジタルゴールドとしてのBitcoin、スマートコントラクトで24時間グローバルでの金融取引を低いインフラコストで実現するDeFiは機能する製品として役割を果たしています。しかしその金融インフラ上で取引されるアセットはミームコインや、過剰に高く評価されたトークンの売り抜け場所と活用されることも多く、それが「クリプトは投機的な用途しかない」という批判に拍車をかけています。そしてBitcoinやDeFi、その基盤のブロックチェーンは重要と考える筆者も、その批判はもっともだとも思います。
それでもいずれその批判を乗り越えて、クリプトの次の有意義な製品のPMFが来ることも期待はしています。今回はそういった観点で筆者が具体的にどの分野に期待しているか触れます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。