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俯瞰して見るEthereumとその他のブロックチェーンの競争。PoSの移行、Ethereum2.0の難しさ

2019年10月17日

目次

  • 前提
  • PoSの移行、Ethereum2.0の難しさ
  • 新興スマートコントラクトブロックチェーンはアプリケーションを引きつけるためにどのような努力をしているか
  • 独自ブロックチェーンは全てのアプリケーションにとっての解にはならない
  • 総論・DAppsにとってプラットフォーム選定が非常に難しい時期

前提

本レポートでは、Ethereumとその他のブロックチェーンの競争を俯瞰することを試みます。
Ethereumは現時点で最も主要なスマートコントラクトプラットフォームとなっていますが、現在、その他のブロックチェーンと比較してどのような競争状態にあるのかを俯瞰します。
なお、6月には下記のようなレポートを配信しています。
*レポート:Ethereum vs 新興ブロックチェーン。Ethereumから離れるアプリケーションとそうでないアプリケーションについて。
https://hashhub-research.com/articles/2019-07-04-ethereum-vs-other-blockchain
既に多くの人が知るようにEthereumは最も開発者ツールが充実しているブロックチェーンでもあり、またミドルウェアのように稼働するEthereum上のプロトコルが多数存在します。
またEthereum2.0のスケーリングも計画され、トランザクション性能を改善するロードマップも引かれています。
しかしながら、そういった条件を持ち合わせながらも直近ではEthereumから離れることを計画するアプリケーションも存在しています。
Ethereum上でCryptoKittiesなどを開発してきたパイオニア企業であるDapper Labsは9月、新たな独自ブロックチェーンを開発することを発表するなどしています。
他、DAOのフレームワークのAragonも独自ブロックチェーンに移行することを発表しています。
今回は、これらがどういった背景であるかを解説し、またその他の新興スマートコントラクトブロックチェーンはアプリケーションを引きつけるためにどのような努力をしているかを概観します。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。