『伽藍とバザール』を今読む。暗号通貨・ブロックチェーンとオープンソース
2019年08月01日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 伽藍とバザール
- バザール方式に必要不可欠な前提条件
- 伽藍とバザールとブロックチェーン
- 商業企業とオープンソース、これからブロックチェーン業界で起こるであろうこと
- 総論
前提
ソフトウェア開発において、オープンソースは非常に大きい影響を及ぼしてきたことは今更言うまでもありません。
インターネット上のサーバのほとんどがLinuxサーバであり、AndroidはLinuxをベースにしており、ほとんどの家電製品はLinuxで動いています。
そのLinuxは、同じくオープンソースのUnixをベースに開発されました。MacOSはUnixをベースにしています。
また、今、最もシェアが大きいブラウザであるGoogle ChromeはオープンソースのChromiumをベースとしており、chromiumはネットスケープがオープンソース化したブラウザに影響を受けています。
全てのソフトウェアがゼロから開発するのではなく、なにかしらの形でコードが公開されているオープンソースソフトウェアの恩恵を受けています。
その点でソフトウェア開発とオープンソースは切り離せないですが、これがブロックチェーンの場合、特に顕著です。
価値や資産そのものを扱うソフトウェアであるブロックチェーンのクライアントなどはオープンソースでなければ使用するに値せず、自然とオープンソースが当たり前になっているのが、特にこの業界です。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。