機関投資家や大口投資家の資産を預かるCustody(カストディ)はどのようなサービスで、どのようなプレーヤーが存在するか 及び各企業の戦略について
2019年04月04日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提・Custodyとは
- 暗号通貨業界におけるCustodyの必要性
- Custodyを提供する企業一覧
- 特に代表的な企業(BitGo)
- Institutional Custody
- Self-Managed Custody
- Qualified Custody
- 特に代表的な企業(Xapo)
- Custody企業のこれからの戦略・差別化方法
- 保険の提供
- OTC取引所との連携
- STO/ICOとの連携
- ・オンチェーンアクティビティに対応できるCustody
- 総論
前提・Custodyとは
本レポートでは、暗号通貨のCustody(カストディ)サービスについて概観します。
Custodyとは資産の保管を意味し、一般的な金融業界では、有価証券投資の際に、証券の保管、管理を行う業務のことを指します。従来金融のカストディ業務において、これを執行する機関はカストディアンと呼ばれ、カストディアンの役割は、証券の保管業務だけではなく、元利金や配当金の受領、運用資産の受渡し決済、運用成績の管理等まで行います。
特に、海外の複数の国の有価証券に関する決済保管業務を一括して取り扱う機関のことをグローバルカストディアンと呼びます。JP MorganやCiti Group、State Streetなどが、従来金融ではCustodyを行っています。
特に、海外の複数の国の有価証券に関する決済保管業務を一括して取り扱う機関のことをグローバルカストディアンと呼びます。JP MorganやCiti Group、State Streetなどが、従来金融ではCustodyを行っています。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。