DAO(分散自律組織) を構築するフレームワークであるAragonの概要・仕組み・課題など
2019年03月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- DAO(分散自律組織) を構築するフレームワークであるAragon
- チーム・アドバイザー
- 創業者
- Luis Cuende (CEO & Project Lead)
- Jorge Izquierdo( Technical Lead )
- アドバイザー
- Aragonの独自トークンであるANT
- Aragonを構成する組織構造・団体
- Aragon Network
- Aragon.one
- Aragon DAC
- Aragon Nest
- Aragon Coreの使い方、実際にDAOはどのように作れるのか
- 手順①
- 手順②
- 手順③
- 手順④
- 手順⑤
- (将来検討されている実装)DAOで紛争が起きたときに用いられるスマートコントラクト
- (将来検討されている実装)ANTのトークン価格調整メカニズム
- (将来検討されている実装)参加率ターゲット
- ANTに対する考察
- 総論
DAO(分散自律組織) を構築するフレームワークであるAragon
本レポートではAragonについて概観します。
Aragonは、Ethereum上で、DAOを構築するフレームワークです。 DAOとは、「Decentralized Autonomous Organization」の略語であり、日本語では「分散自律組織」などと呼ばれます。
ブロックチェーンで分散性を志向する多くのプロジェクトは、将来、自身の組織やプロジェクトチームをDAO方式に移行することを目指しています。 DAOは、特定の管理者や主体を持たない分散型の組織です。 詳細な定義は曖昧ですが、多くの場合は、スマートコントラクトなどのプログラム可能なコードによって組織の意思決定や紛争を解決できる組織フレームワークだと認識されます。これを実現するには様々な取り決めが必要ですが、特に重要なものとして下記のようなものがあります。
- DAO内での意思決定、投票方法はどのようにするか
- DAO内のメンバー間で紛争などがあった場合にどのように対処するか
- DAOが保持する資金を管理する方法など
Aragonは、主に上記のものを作るフレームワークです。 これによって、例えば筆者が何かプロジェクトを立ち上げたり、Aragonのシステム(Aragon Core)を使用してDAOを構築できるようになります。
また、Aragon自体もDAOで運営されています。
Aregon Webサイト: https://aragon.org/
Aragon ホワイトペーパー: https://github.com/aragon/whitepaper
Aregon Webサイト: https://aragon.org/
Aragon ホワイトペーパー: https://github.com/aragon/whitepaper
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。