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著名クリプトファンドのMulticoin Capitalの2018年の年間報告書を読む

2019年01月31日

目次

  • Multicoin Capitalの2018年の年間報告書
  • Multicoin Capitalの2017年10月の創業からの成績
  • Multicoin Capitalの最も大きかった利益
  • Multicoin Capitalの最も大きかった損失
  • Multicoin Capitalの2019年の展望
  • Multicoin Capitalの年間報告書全体への考察
  • 総論

Multicoin Capitalの2018年の年間報告書

Multicoin Capitalは、テキサス・オースティンを拠点に2017年10月に運用を開始した、a16zやUnion Square Venturesなども出資する暗号通貨ファンドです。
Kyle Samani、Tushar Jainがマネージングパートナーを務めます。
Multicoin Capitalは、プロジェクトの初期に投資をして長期間ホールドをするVC(ベンチャーキャピタル)的な投資と、ヘッジファンド的なトレードも両方行うファンドです。
同ファンドの規模は1号ファンドが$100M、2号ファンドが$250Mです。
また、2018年中頃からはEOSへのコミットメントも増やし、9月にはグループ企業でBlock Producerを目指すことも発表しました。
より正確にはファンドに紐づく関連会社であるAURORA EOSを設立し、そこに同社のリサーチャーであったMyles Snider氏が出向をする形になります。EOSのバリデータとして、エコシステムに深く入りながら収益も得るという戦略です。
さて、このMulticoin Capitalが、2018年の年間報告書を一般公開しています。
*Multicoin Capital 2018 Annual Letter
通常、ファンドの年間報告書はファンドの出資者向けに送るもので、一般公開することは珍しく、筆者個人としてもいずれかのファンドの年間報告書を手に入れてもこういった場で解説することは普段は難しいです。
今回は年間報告書が一般公開されているため、要約および考察をしていきたいと思います。
Multicoin Capitalは米国のクリプトファンドの中では著名なファンドの一つであり、そうしたファンドがこれまでどのような運用をし、今後の方針についてどのように考えているかを概観することは、2019年のブロックチェーン産業を展望する上で参考になるでしょう。
*Multicoin Capital 2018 Annual Letter
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