ブラックロックが申請した下落リスクの抑制を目指すビットコインETF PBITの構造と市場への示唆

2026年10月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 数値で見るオプション部分の動き
    • 保護の水準が投資家ごとに変わる理由
    • IBITやBITAとの違いと先行商品
    • ブラックロックの商品戦略としての意味
  • 総括

前提

ブラックロックのiShares Trustは、2026年10月19日、新しい種類のビットコインETFであるPBITに関する登録書類を米証券取引委員会(SEC)に提出しました。
このETFは、既存の現物型商品であるiShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)等を参照し、一定の上限まで値上がりに参加しながら、下落に対する保護を目指すことです。

書類は、1940年投資会社法に基づく投資会社の登録様式Form N-1Aの修正提出です。暫定目論見書には2027年と記載されていますが、日付、上場市場、管理報酬は未記入です。執筆時点では申請段階であり、上場日や最終条件は確定していません。

本稿で検討するのは、このPBITがどのようにリターンと損失の形を変え、誰にとって価値を持ち得るかです。同じブラックロックのビットコイン関連商品でも、現物保有を中心とするIBITや、インカムを目的とするBITAとは、経済的な性質が異なります。すでに派生型のビットコインETFがいくつか登場しています。
今回も新たな派生型となります。本レポートでは、その仕組みを解説します。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。