Web3.0 最新資金調達トレンド分析 - 2025年3月レポート
2025年04月10日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 2025年3月の資金調達件数と調達額の推移
- カテゴリー別の資金調達動向
- ラウンド別の特徴
- 全体概要
- 初期ラウンド(エンジェル・シードなど)
- 後期ラウンド(シリーズA以降)
- ラウンド別動向の背景とその影響
- 総括:【2025年3月】資金調達トレンドのまとめ
本シリーズでは、どのようなWeb3.0関連のスタートアップやプロジェクトに資金が集まっているのか、資金調達の最新の傾向とパターンを解説します。
今回は2025年3月の調査分析結果を共有します。
※本レポートの掲載チャートにおける「$_M」は該当期間の資金調達総額を示し、「(_cases)」は資金調達を行ったプロジェクトの件数を指しています。資金調達が行われたと報告されているものの、調達額が非公開の場合は件数としては含めていますが、総額の算出には含めていません。また、本レポートは当該期間のすべての資金調達情報を完全に網羅しているわけではありませんので、ご了承ください。
2025年3月の資金調達件数と調達額の推移
2025年3月のWeb3.0領域における資金調達は、件数ベースで81件と、前月(2月)の109件から減少に転じました。昨年3月のピーク(173件)と比較しても約半数の水準となっており、件数ベースでは一時的な調整局面に入った可能性が示唆されます。
一方、調達額に関しては約43億ドルと、件数の減少に反して依然として高水準を維持しており、資金の選別投資が進んでいる状況が伺えます。特に、グラフからは数件のインパクトが全体の調達額を押し上げている様子が見て取れます。これは、プロジェクト数が減る中でも有望な案件には継続して資金が集まっていることを意味しており、依然として投資家の関心は高いと言えるでしょう。
また、昨年後半から続く市場の回復基調や、規制環境の見直しといったマクロ的な要因も、資金調達環境に一定の影響を与えていると考えられます。今後の推移としては、件数・金額の双方において選別と集中の動きが強まる可能性があります。
カテゴリー別の資金調達動向
2025年3月は、暗号資産業界における資金調達の動きが再び活発化した月となりました。金額ベースではCeFi(中央集権型金融)が圧倒的な存在感を示し、なかでもCEX(中央集権型取引所)関連が約20億ドル、Futures(先物取引)関連が約15億ドルと、合計で全体の約7割を占めています。
この流れを牽引したのが、
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。