ウォレットアドレスの力を最大化するサービス「Daylight」の概要と、主要プロトコルとの統合について
2024年10月08日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Daylightの概要
- Daylightの資金調達に関する情報
- Daylightがもたらす新たなweb3ユーザー体験
- 総括
前提
web3の世界では、「ウォレットアドレス」がユーザーの活動や権利を象徴する一つのアイデンティティとして機能しますが、その利用方法はまだ十分に整理されていない部分が多くあります。特に、トークンやNFTの保有権に基づく「できること(Can Do)」が、ユーザーに対して明確に伝わっていないことが課題となっています。
この課題に応えるために登場したのが、今回ご紹介する「Daylight」です。Daylightは、ウォレットアドレスに関連するさまざまな「オンチェーンでできること」を一元的に管理し、ユーザーに必要なアクションをガイドする新しいサービスを提供しています。また、先日資金調達の発表を行い話題となったため、このタイミングで改めてDaylightの基本情報を整理しておきたいと思います。
[関連資料]
公式ウェブサイト:https://www.daylight.xyz/
公式ドキュメント:https://about.daylight.xyz/
公式Twitter:https://x.com/daylight
公式Telegram:https://t.me/kylemccollom
公式ウェブサイト:https://www.daylight.xyz/
公式ドキュメント:https://about.daylight.xyz/
公式Twitter:https://x.com/daylight
公式Telegram:https://t.me/kylemccollom
Daylightの概要
Daylightは、ユーザーのウォレットアドレスに基づき、NFTのミントやエアドロップの受け取り、トークンゲートされたイベントやチャットへのアクセスなど、さまざまな「オンチェーンでできること」を案内するガイドの役割を果たすサービスです。
ウォレットアドレスにとっての「できること」の具体例としては、エアドロップの受領、NFTのミント、提案への投票、ENSの更新、特定のコミュニティへの参加などが挙げられますが、このようにDaylightは、web3のさまざまなプロジェクトやサービス(POAP、Snapshot、Guildなど)と連携し、ユーザーのウォレットアドレスに関連するすべての「できること」を集約していることが特徴的なサービスです。
また、執筆時点においてDaylightは、Coinbase WalletやMetaMaskといった主要ウォレットの「Home」や「Discover」タブを支える「onchain for you」APIを提供し、個別にカスタマイズされた取引の推奨を行っています。
そしてこのAPIは、NetflixやSpotifyのホームタブのように、毎月600万以上のアドレスに対して、オンチェーン上で行うべき取引(ミント、claim、クエストなど)を推奨しており、ユーザーに『何をするべきか』を案内するという、独自のポジションを確立していると言えます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。