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キャリー投資家が暗号資産市場に与える影響、今後の予想

2024年08月07日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • キャリー投資家が暗号資産市場に与える影響、今後の予想
  • 個人がキャリートレードするには
  • 総括

前提

金融市場では、8月1週目-2週目にあらゆる資産が下落しています。
きっかけは米国の弱い雇用統計などもありますが、それ以上に、日本円のキャリートレードの巻き戻しが大きいと言われています。
キャリートレードとは要するに安い利率の通貨で資金を借りて、より利率の高い通貨で運用するトレードです。
日本円は世界で最も低金利な通貨であるため、典型的なキャリー通貨です。
最も典型的なキャリートレードは、日本円を借り入れして米国債で運用することですが、米国株式に投資をしたり、同じく高金利通貨のメキシコペソで運用することも近年人気のキャリートレードでした。米国株式は典型的なブルマーケットでしたし、メキシコペソはアメリカと取引する企業の工場建設などが相次ぎ需要がありかつ高金利ということで、いずれも人気なペアでした。
しかしながら先日の植田総裁の会見では今後複数回の利上げを示唆する今までにはないタカ派姿勢が見えたことで、このキャリー投資家が一斉にポジションを手仕舞いを開始しました。
つまり今までロングしていた米国株などを解消して、円を買い戻す動きです。世界の円のキャリー・トレードのサイズは、$5trillion とも $10trillionとも言われています。はっきり分からないのは、為替市場の売りポジションだけでなく、各銀行のバランスシートで借り入れが行われている分の合計は結局可視化できないためです。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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