Near Protocolの現状|Near DA・Chain Abstraction・AIなど新たな生存戦略を展開するプロトコルの現在地
2024年03月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- NEARの現状
- NEAR価格の高騰背景
- 2023年のNEAR Protocolの主なアップグレード内容
- 主要DeFi Dapps(TVL順)
- KAIKAINOWによるNEARの採用 - アクティブユーザーの急騰
- NEARのDAレイヤー
- Chain Abstractionの概要
- 2024年のロードマップ
- 総括
前提
本レポートでは、2023年から執筆現在にかけてのNEARのエコシステムの現状を解説します。
NEARは、シャーディングによる処理性能を向上させるスケーリングとEVM互換性などを特徴としたレイヤー1ブロックチェーンとして登場しました。コンセンサスメカニズムには、Thresholded Proof of Stakeを採用しています。
また、ネイテイブトークンNEARは2023年から200%を超えるパフォーマンスを出しています。
足元で起きてきたレイヤー1やEthereumレイヤー2の乱立による競合増加、暗号資産相場の低迷を経験していたにも関わらず、NEARが注目されている背景には、他のレイヤー1とは異なる戦略を取って開発を進めてきたことがあると考えられます。
足元で起きてきたレイヤー1やEthereumレイヤー2の乱立による競合増加、暗号資産相場の低迷を経験していたにも関わらず、NEARが注目されている背景には、他のレイヤー1とは異なる戦略を取って開発を進めてきたことがあると考えられます。
そこで、このレポートではNEARが2023年から執筆現在にかけて、どのような開発を進めてきたのか、エコシステムにどのような変化があったのかを確認し、今後のNEARエコシステムの展望について概観します。
なお、NEARそのものの概要や、かつてのエコシステムの状況については、以下の関連レポートで解説しています。併せてお読みいただくことで今回の内容の理解を深めることができるはずです。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。