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NEAR Protocolエコシステムの概観

2021年12月18日

目次

  • 前提
  • ステークホルダーとロードマップ
  • エコシステムの全容
  • 総論

前提

NEAR Protocolを一言で表すと、シャーディングによる処理能力のスケーリングを可能としているスマートコントラクトプラットフォームのブロックチェーンです。
NEAR上にはさまざまな種類のDappsがリリースされており、エコシステムが拡大しています。Rust・AssemblyScriptでの開発が可能なデベロッパーフレンドリーな開発環境を提供していることもDappsの開発者を引き付ける要因の一つです。
また、Ethereumネットワークとのブリッジが可能なRainbow BridgeやNEAR上に構築されたEVMであるAuroraにより、EthereumネットワークのDappsを流用してNEARの成長にレバレッジすることが可能としている点も、エコシステムが拡大している大きな要因となります。
人・金を引き付ける施策によりエコシステムの構築を促している結果、現時点では約140種の多様なプロジェクトが稼働しており約55個のDappsがリリースされています。特にDeFiプロジェクトについてはイニシアティブによってRef Finance、OIN Finance、Flux Protocol、MetapoolなどのNEARネイティブなDeFiプロトコルが生まれています。

またNEARエコシステムの成長を加速させるために8,000万ドルのイニシアティブファンドを設立し、特にDeFi領域への投資を行っていくことを表明しています。

本レポートはこのNEAR Protocolエコシステムについて概観することで全容を把握することを目的としています。なお、NEAR Protocolについては下記のレポートを事前にお読みいただくとより理解が深まります。

NEAR Protocolの概要 シャーディングや高基準のユーザー体験を備えたスマートコントラクトプラットフォーム:https://hashhub-research.com/articles/2021-03-25-about-near-protocol
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。