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2024年の暗号資産・Web3業界の8の予想

2024年01月03日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 1.強気相場ではあっても、2017年、2021年のような派手なバブルは再現しない
  • 2.Bitcoin ETFの承認、次のETFへの期待
  • 3.Monolith(汎用型) vs レイヤー2 vs 特化型、プロジェクトの乱立
  • 4.業界企業への米国規制当局の制裁は継続
  • 5.規制されたレイヤー2やDeFiの登場
  • 6.AIとweb3
  • 7.UXの向上、ハイブリッドアプリケーションの増加
  • 8.オフショア取引所の役割をDeFiがリプレイスする
  • 総括

前提

本レポートでは、筆者の2024年の暗号資産・web3業界の8の予想を述べます。
2023年は、暗号資産・Web3のマーケットが底から復調を果たした年となりました。金融市場では専門家の多くが悲観的な予想をし、景気後退が不可避という予測が1年前はなされていたもののインフレーションはピークアウトしてソフトランディングの期待が高まっています。暗号資産や大型テクノロジー株は底値から倍以上の回復を見せている銘柄は珍しくありません。暗号資産の価格上昇には2024年前半に承認が見込まれているBitcoin ETFの期待も追い風になりました。
2023年、暗号資産・Web3業界のプロダクト開発技術動向では、レイヤー2のアダプションが進み高速なトランザクションに向いている無期限先物プロダクトが取引高を伸ばした他、RWAやリステーキングなどが2023年のトレンドであったと言えます。2023年の振り返りについては下記レポートでも詳しく述べています。
今回は、これらを経て2024年はどのような年になるか、筆者の視点で予測します。ただし予め免責として、私の予想に限らず年始の予想というのは大抵外れたり、全く予想外のことが起きるものです。特にマーケットに関わる予想ほどあてにならないものもありません。また金融市場も事業環境も刻一刻と変わっていくことから年初という特定の時点での予想は、その有用性としては限定的かもしれません。
それでも私が年始予想を書くのは、エンターテイメントとしては面白いことと、私も読者として他者の年始予想を読んでそれ自体ではなく、そこから「少なくとも皆はこう考えているから、ここに資金が向かうかもしれない、競争が激しくなるかもしれない」というような二元的思考をすることには意味があると感じるためです。
予想は、マーケット・ビジネス環境・技術トレンドの分野は問わず、10の要点で纏めています。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。