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文芸とNFT #1 「Literary NFT」文芸NFTは新たな文字メディア表現となるか

2023年02月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 【前提】
  • Literary NFT(文芸NFT)とは
    • 1.文字の発明
    • 1-1.詩と文字メディア
    • 2.録音・録画の発明
    • 3.デジタルメディアの登場
  • 文芸NFTの可能性
    • 余談:なぜ文芸NFTは視覚表現NFTよりも、音楽NFTよりもさらにニッチなのか
    • 文芸NFTはニッチでしかない、からどうしようもない、ではない

【前提】

本連載「文芸とNFT」では、小説、詩集、脚本、エッセイ、論文等々の文字メディアとNFTを掛け合わせた「文芸NFT(Literary NFTs)」を主な題材として扱い、これまでの動向の振り返り、現状のユースケースの整理、今後の可能性を探索していきます。
なお本連載で「メディア」と表記する場合、特別な注記がない限り、「人間と人間との間にあって、それを媒介する」という意の狭義のメディアだけではなく、メディア論研究者マクルーハンが「メディアはマッサージである(※メッセージの誤記ではない)」という言葉で表したようにメディアが環境として人間に作用し、社会的・文化的変化を与えるの意のメディアも想定した上で用います。
なお、本連載の題材となるNFTベースの文字メディアは「手書き文字」「印刷文字」「デジタル文字」とは異なる新たなメディアであることを前提にしています。メディアとしての新しさ故に未だ社会や人間のマッサージが進んではいない領域でもありますから、はっきりとした社会的変化、文化的変化が現れている領域ではありません。
本連載はあくまでもこの新しいメディアがどのように環境に作用する可能性があるのか、執筆時点で垣間見える示唆を捉えることを目的にしており、正しい答えを指し示すものではないことをあらかじめお断りしておきます。

【#1 Literary NFT、文芸NFTは新たな文字メディア表現となるか】

今回の#1では文芸NFT、Literary NFTとはそもそも何なのか、従来の文字メディアとどのように異なるのか、これらの問いを前提に過去のメディア論を参考にしながらLiterary NFTの輪郭を捉えることを目的にします。なお、Literary NFTの具体例は次回以降の連載で取り上げます。

【文芸とNFTシリーズ】
  • 文芸とNFT #1「Literary NFT」文芸NFTは新たな文字メディア表現となるか

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