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フラッシュローンとFURUCOMBOを用い、レバレッジを効かせた流動性の提供方法について

2022年08月17日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 免責事項
  • 要約
  • フラッシュローンとは
  • FURUCOMBOとは
  • フラッシュローンとFURUCOMBOを用い、レバレッジを効かせた流動性提供の方法
  • 総論

免責事項

今回のレポートは情報提供を主目的としており、有価証券投資(及びそれに準ずる暗号資産 ・トークン等)の勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断でされるようご理解ください。そして、当該情報の正確性および完全性を保証または約束したものではありません。また、本情報に基づいて被ったいかなる損失についても一切責任を負いません。

要約

今回はフラッシュローンとFURUCOMBOの概要を説明した後に、これらを活用してレバレッジを効かせてステーブルコインの流動性を提供するアイデアをご紹介します。レバレッジを活用することで、得られる取引手数料を増大化させていく戦略であり、分散型金融が持つマネーレゴとしての特徴を活用します。

フラッシュローンとは

フラッシュローンは分散型金融市場で誕生した概念であり、レンディングプラットフォームの大手AAVEが発案した概念です。フラッシュローンとは同一のトランザクション内でローンを返済できるのであれば、無担保で上限無く資産を借り入れることができます。主な用途としてはアービトラージに用いられます。手数料に関してAAVEの場合は、フラッシュローンの使用時に0.09%を徴収しています。
通常フラッシュローンを利用する場合はコードを書く必要があるのですが、コードを書かないユーザー向けに対しても提供されているツールがあります。そして今回紹介するFURUCOMBOはそのツールの中の一つになります。
またフラッシュローンを活用した攻撃も相次いでいます。攻撃事例としては、オラクル価格を改ざんして不利なレートを構築した上でフラッシュローンを活用して資産を奪取する攻撃や、フラッシュローンで借り入れた資金を用いて分散型取引所で多額の交換を行い、交換レートを歪ませて後に自分にとって有利な取引を行うなど、多々あります。これら事件はコードのバグによる奪取というよりは、分散型金融を構築する各要素の仕組みを把握した上で構造的な欠陥を突くような攻撃になります。
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