Skill Wallet|譲渡不可能なNFT IDと役割ベースのDAOガバナンス
2022年02月15日
目次
- Skill Wallet概要|役割ベースのDAOガバナンスはなぜ求められるか
- Skill Wallet NFT ID
- OSM(Off-chain Signature Mechanism)について
- 総括
本レポートではSSI(自己主権型ID)プロトコルを謳うSkill Walletを概説します。
Skill Walletプロジェクトの主な焦点は、譲渡不可能なNFTとして表されたデジタルIDとそのIDに紐づく経歴や役割ベースのDAOガバナンスを実現することです。
【Executive Summary】
- DAOを構成する不特定多数のガバナンス参加者が「何をし得る何者」であるかを他コミュニティメンバーが把握できるようなデジタルIDを付与することを目的としており、その結果として得られるロール(役割)ベースのDAOガバナンスの実現を目指す
- Skill Wallet NFT IDにはコミュニティ情報、ニックネーム、経歴、役割、OSM(オフチェーン署名メカニズム)のための公開鍵情報等が格納されている
- NFT ID保有者間のP2Pタスク作成や実行を行う分散コミュニティ(DistributedTownと呼ばれる)をPartner Agreement.solを介して作成、管理する
※なお、Skill Walletは執筆時点ではMumbai(Polygonテストネット)で稼働しており、本番環境ではありません。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。