DeFiマーケットレポート【21年9月版】

目次

  • 前提
  • 9月のDeFiマーケット概観
  • 各プロダクトの近況

前提

9月版のDeFiマーケットレポートを公開します。上記画像はレイヤー1(L1)でのToken Value Locked(TVL:プラットフォーム内にロックされているトークンの時価総額)を示していますが、レイヤー2(L2)への資産移動も無視できない規模で起きており、特にArbitrumへの大規模な移動はL1の数値にも影響を与えています。
以下の画像が示すようにArbitrumのTVLは既に2500億円を超えており、同様に注目されるOptimismと比べても大きな金額を示しています。L2上に展開されるプロダクトの中には持続可能性の低い形で高い利回りを提示し、ユーザーを引きつけるものがあるため注意が必要ですが、今現在L2で起こっているのはそのようなインセンティブによる資産の引き付けで、これはL1のプロダクト間でも起こってきたことです。
TVLランキングでは特に目立った動きはありません。上述の通りArbitrum上に展開されたArbiNYANというプロダクトがETH−NYANでの流動性提供を行う(つまり発行されるNYANを売るための受け皿となることに等しい)ことで、高いAPYを提供しているため、CurveのstETHプールから大量のETHがL2に移動し、CurveのTVLが一時的に低下することがありましたが現在は回復傾向にあります。
また、L1とL2では流動性プールが共有されていないため、アービトラージの機会があるように見えるときがありますが、L1とL2を繋ぐゲートウェイでサポートされていないトークンは自由に行き来ができませんのでご注意ください(OptimismがサポートしているのはETH、WBTC、USDC、USDT、SNX、UNI、RAI、RGT、LINK、DAIです)。更にL2からL1への移動は待機時間が設けられている場合があります。またどのレイヤー2も実験期間です。

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