論考・レイヤー1およびスマートコントラクトプラットフォームトークンに関する投資(2022年版)
2021年12月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- レイヤー1トークンの投資 vs アプリケーションレイヤートークンの投資
- Ethereumの優位性を懐疑的に論考する
- 「Ethereumの豊富なネットワーク効果やユーザー数、そして開発者コミュニティは他のプラットフォームは超越できない」は本当か?
- 「Ethereum 2.0が完成されれば他のスマートコントラクトプラットフォームは陳腐化する」は本当か?
- 「Ethereumは最も分散されセキュリティが高く、検証レイヤーまたはレイヤー2のハブになる」は本当か?
- 多くの人にとって合理的な投資戦略は何か
- 総論
前提
本レポートでは2021年末時点の状況を踏まえて、レイヤー1およびスマートコントラクトプラットフォーム系のトークンに関する投資について考えます。
ここでのレイヤー1トークンとは、Ethereum・Avalanche・Solana・Binanceに代表されるスマートコントラクトプラットフォームトークンを総称します。また、あえてスマートコントラクトプラットフォーム系トークンとも称している理由としては、PolygonやFLOW、あるいは将来的にローンチされる可能性があるArbitrumなどにおけるトークンも基本的に本レポートでは同じ扱いで考慮します。以下から、本文中ではスマートコントラクトプラットフォームトークンと名称を統一します。
2021年は、Ethereumキラーとも呼ばれる様々な新興スマートコントラクトプラットフォームが台頭しました。そしてこれらはユーザー数の増加とともに、ネイティブトークンの価値も大きく上昇しています。
今回のレポートでは、これらのトークンの投資についてどのように考えれば良いか現時点での筆者の考えをまとめます。これらスマートコントラクトプラットフォームトークンとアプリケーショントークンのパフォーマンス比較や、パフォーマンスの乖離はなぜ起こっているか、そしてEthereumの優位性について改めて考えることを行っていきます。
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