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2021年下半期の重要トレンドのレイヤー2で生まれる多くの投資機会

2021年09月22日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • レイヤー2に関連するインフラストラクチャーへの投資
    • Polygon(MATIC)
    • Chainlink(LINK)
    • The Graph Network
  • レイヤー2に相性の良いアプリケーション
    • dYdX(DYDX)
    • Synthetix(SNX)
  • 遡及的なエアドロップの期待(給付金)
  • その他
  • 総論

前提

本レポートでは、2021年下半期の重要トレンドのレイヤー2で生まれる多くの投資機会について考えます。
Ethereumをはじめとしたブロックチェーンのスケーラビリティ手段としてレイヤー2はこれまで長い期間、研究開発をされてきました。しかし2021年には多くのレイヤー2がメインネットローンチして、即座に大きな資金が流入して急成長をしています。
https://l2beat.com/projects/arbitrum/
Arbitrumでは開発者・ユーザーに完全に対して限定的に開放していた状態から完全にオープンすると、即座に$2Billionを超える資金が流入しました。Arbinyanと呼ばれるレイヤー2上でのDeFiファーミングが高APYを謳い文句にして初期の資金流入を牽引して、CurveやUniswapなど従来のアプリケーションもArbitrum上で展開され資金流入量が多くなっています。
安価な手数料からこれまで高い手数料がネックになりEthereum上のDeFiアプリケーションを使用できなかった投資家もレイヤー2であれば使えるという場合もあるでしょう。
本レポートを執筆している2021年9月時点ではArbitrumが活況ですが、レイヤー2の本格的な普及と大きなトレンドは始まりに過ぎないでしょう。この後はOptimismも完全にオープンになり、さらにその後には汎用性を増したzk Rollupをベースにしたフレームワークも徐々に公開される見込みです。
そもそもEthereumは、2020年10月にVitalik氏が『A rollup-centric ethereum roadmap』という新しい提案を公開し、スケーリングの大前提になっています。今後多くのアプリケーションがレイヤー2に移行、あるいはレイヤー1と平行展開することは確定的な未来です。

今回のレポートではその確定的な未来で、投資家としてはどのような投資機会があるかについて纏めます。レイヤー2に関連するインフラストラクチャー、およびレイヤー2に相性の良いアプリケーションなどの具体例と考え方を整理して、今後のトレンドでの投資検討に活かすことを目的とします。

なお HashHub Researchで配信される全てのレポートおよび、本ポートフォリオ開示は、投資を助言または推奨するものではなく、情報提供と教育のみを目的としています。私たちのサービスを利用したことによる利用者の不利益や投資の損失については一切の責任を負えないことをご了承ください。お客様が本レポートで参照される暗号資産または関連するアセットに関して投資判断を行う場合は、事前にご自身でリサーチ及びデューデリジェンスを実施していただく必要があります。
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