暗号資産マーケットレポート 注目のトークンの投資分析【21年9月版】

目次

  • 前提
  • 8月マーケットの概観

前提

9月版のマーケットレポートを公開します。8月はETHとSOLが大きく上昇し、いずれもNFT市場が大きく盛り上がっているという特徴があります。EthereumはEIP-1559のアクティベーションによって手数料の大部分を占めるbase feeがバーンされ流通数から取り除かれる仕様になり、また実需としてのETH需要も旺盛であることから様々なプレイヤーにとって分かりやすいストーリーを描きやすくなっています。
バーンされたETHの総額や各ブロックごとのバーン状況は以下のページをご覧ください。
https://ultrasound.money/
次節にてマーケットの概観を行いますが、その前提となるNFT市場の盛り上がりを簡単にまとめておきます(詳細レポートはNFTレポートにて配信します)。NFTの売買については以下の疑念がありました(今もあります)。
  1. ただの画像データに価格がつくのはおかしいのではないか
  2. 流動性が低すぎて売買できないのではないか
  3. あるNFTの価値を判断できない一般ユーザーはどのようにして売買に参加するのか
これに対して現状の回答は以下のとおりです。
  1. 画像に価値がついているのではなく、転売目的で価格がついているのが現状
    1. その上でCryptoPunks等のNFTにはその系譜、歴史、そしてコミュニティ内での承認のための道具としての価値が認められつつある
  2. Floor price(フロアプライス = 最低価格。CryptoPunksであれば、シリーズの中で一番安くで売りに出されているものを参照)付近の売買は活発であり投機目的の売買は可能
  3. NFT内の変数(服装や装飾品など)にはRarity(レアリティ)が設定されており、それを基準に大体の価格が決まる場合には「なんとなく」のトレンドが形成される
以上は全てのNFTに当てはまるものではありませんが、EthereumのCryptoPunksやSolanaのDegen Ape等のメジャーなNFTには該当します。Solana系ではHowRare.isが、Dfinity(Internet Computer)ではNFT VillageがRarityの情報提供を行っています。この数値がNFTの希少性の全てを決めるわけではないことには注意が必要です。
前置きが長くなりましたが、大きな盛り上がりを見せるNFTは価値の保存としての役割を果たすのか、NFTが呼び水となり該当ブロックチェーン、特にネイティブトークンへの投資を加速させるのか、NFT売買で大きな利益を手にしたものはその資金を何に使うのか等が無視できないレベルの資金の流れを作る可能性が出てきました。現状まだ解はありませんが、これらのことを念頭に置いた上で次節以降をお読みください。

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