Gitcoinおよび独自トークンGTCの概要 オープンソースプロジェクトへの支援プラットフォーム
2021年05月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Gitcoinの概要
- ・バウンティ
- ・グラント
- 独自トークンGTCの概要
- ユースケース
- トークンディストリビューション
- 総論
前提
本レポートでは、Gitcoinおよび独自トークンGTCの概要について解説します。
Gitcoinはオープンソース開発者をサポートしたり、コミュニティを育成するためのサービスです。2017年11月に公開されて、Ethereumやブロックチェーン、Web3コミュニティ全般で広く利用されています。
Gitcoinのミッションは「build and fund digital public goods」です。同社によると、オープンソースソフトウェアは年間 $500Billion(約55兆円)以上の経済価値を生み出しているにも関わらず、その開発者は経済的対価を得られない場合が多いとしています。
オープンソースの経済的効果や影響は今更説明不要ですが、インターネット上のサーバのほとんどがLinuxサーバであり、AndroidはLinuxをベースにしており、ほとんどの家電製品はLinuxで動いています。そのLinuxは、同じくオープンソースのUnixをベースに開発されました。MacOSはUnixをベースにしています。
また、今、最もシェアが大きいブラウザであるGoogle ChromeはオープンソースのChromiumをベースとしており、chromiumはネットスケープがオープンソース化したブラウザに影響を受けています。全てのソフトウェアがゼロから開発するのではなく、なにかしらの形でコードが公開されているオープンソースソフトウェアの恩恵を受けています。
その点でソフトウェア開発とオープンソースは切り離せないですが、これがブロックチェーンの場合、特に顕著です。BitcoinやEthereum、またそれらの関連アプリケーションの多くはオープンソースです。価値や資産そのものを扱うソフトウェアであるブロックチェーンのクライアントなどはオープンソースでなければ使用するに値せず、自然とオープンソースが当たり前になっているのが、特にこの業界です。
Gitcoinはこういったオープンソース、その中でも公共に良い価値をもたらすソフトウェア開発を持続的に行うためのインフラストラクチャーとなろうとするサービスです。本レポートでは同サービスの概要と独自トークンGTCについて解説します。
公式サイト:https://gitcoin.co/
Gitcoinの概要
Gitcoinはオープンソース開発者をサポートしたり、コミュニティを育成するためのサービスとして2017年11月に公開されました。Gitcoin上ではオープンソースプロジェクトに対して経済的な支援が出来る仕組み、フリーのソフトウェア開発者に向けてハッカソンを開催しスポンサーする仕組みがあります。
過去にGitcoin上で支援を受けたプロジェクトとしては、Walletconect、DeFiant、Ethereum2.0のクライアントであるPrismaなど業界内で著名なプロダクトも多いです。支援者としてはEthereum創業者のVitalikやConsenSys、Uniswap、Stakefish、Maskbook、FireEyes、Polygon、SushiSwap、TheGraphが含まれます。2021年5月時点で類型$20M以上のオープンソース支援、1600以上のプロジェクトがこのサービスを利用したとされています。
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