Ethereum2.0のステーキングをより深く理解する 各種サービスの種類、投資家に有利なステーキング戦略など
2020年11月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- PoSのステーキングの参加要件・報酬の仕組み・スラッシュ
- バリデーターになる要件
- PoS参加に対するETHの報酬、インフレーションレート
- フェーズ0が開始されるまでの要件と現在のステータス
- サードパーティーサービスの形態の種類
- 取引所・カストディ
- ステーキングプール
- バリデータアズアサービス
- サードパーティーサービスの代表的事業者
- 資産運用者の立場で注目のステーキング手法
- Lido:ステーキングしている証書をトークン化して売却可能にするサービス
- Rocket Pool:自身でノードを運営して、かつステーキングプールでマッチングをしてより大きな報酬を得るサービス
- LiquidStake by DARMA Capital:ステーキングをしながらETHを担保にしてUSドルなどの資産を調達するサービス
- 総論
前提
本レポートでは、Ethereum2.0のステーキングをより深く理解することを目的にステーキング要件や、各種サードパーティーサービスの種類、代表的事業者などを紹介します。
2020年11月にEthereumのブロックチェーン上にデポジットコントラクトが公開されました。ETHの保有者はすでにこのデポジットコントラクトを使ってステーキングをすることが可能です。ステーキング量が閾値まで達するとEthereum2.0の骨子となるBeacon Chainのブロック生成が始まります。
なお、本レポートを読む前提となるEthereum2.0の基本的情報は下記で解説しています。
関連レポート:Ethereum2.0 コンプリートガイド(2020年11月版)仕組み・ロードマップ・ステーキングの要件・マーケットへの影響
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-01-ethereum2-overview
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-01-ethereum2-overview
今回のレポートでは、実際にETHを保有するユーザー目線でEthereumのステーキングを深く理解することを試みます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。