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需要高まるベトナム物流網の課題、及びブロックチェーンに期待される利点

2020年07月22日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • ベトナム物流網の課題
    • 1.インフラが未整備
    • 2.物流企業の技術的遅れ、連携の欠如
    • 3.輸送コストの高さ
  • ベトナム物流業界でブロックチェーンに期待される利点
  • 総論

前提

本レポートでは、ベトナム物流網の課題、及び同領域でブロックチェーンに期待される利点について概説し、新興国でのデジタルトランスフォーメーションについて考察します。
世界銀行は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年のベトナム国内総生産(GDP)成長率を+4.9%に下方修正したものの、2021年は+7.5%、2022年は+6.5%と今後も高い成長率を見込んでいます。このような高成長を背景にベトナムの物流業界は、外資物流企業が多く進出しており、拡大する市場と急速に増加する外資系製造関連企業による物流量の増大により、新規参入する物流関連企業が相次いでます。
the Vietnam Association of Logistics Services Businesses(VLA)によると、近年のベトナムの物流産業の成長率は約14~16%に達し、年間約400~420億ドン(およそ172万〜180万米ドル)の規模となっています。物流市場に参加しているのは、国内企業約3000社と世界の大手物流企業約25社で、様々な形でビジネスを展開しています。
特に最近は、電子商取引やe-ロジスティクスが成長傾向にあり、電子商取引は年間35%の成長を示しており、2016年から2020年までのEコマース小売売上高は年20%増加し、ベトナムの総売上高は2020年には100億ドルに達すると予測されています。
本レポートでは、ベトナムの物流業界の主な課題点を整理し、その上でブロックチェーンの期待される利点について考察します。
このレポートはPro会員限定です。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。