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Gnosis protocolのRing Tradeの仕組み ニッチ需要を含むロングテール市場を対象としたDEXプロトコル

2020年04月28日

目次

  • 前提
  • Gnosis protocolのRing Tradeの仕組み
  • 総論

前提

本レポートはニッチ需要をもつロングテール市場の効率化を図るGnosis protocol(DEX)のRing Tradeを解説します。
Gnosis protocolを開発するGnosisは分散型予測市場のための様々なツールをEthereum上に構築しているプロジェクトです。予測市場とは将来のイベント結果を取引し、その結果を予測する市場です。
例えば「Ethereum 2.0 phase0が2020年〇月〇日〇時までにローンチしているか否か」の結果や、大統領選挙の結果など様々なイベント結果をトークン化(ERC20)して市場で取引します。これらのトークンは世の中にある様々なイベントを取り扱うため、市場はニッチなものを含むロングテールになりやすい性質を持ちます。当然そのような市場にはニッチな需要はあるけれど流動性が低いトークンも含まれています。
このようなトークンをUniswapのようなP2C取引のDEXでは扱いづらく、また単純なP2P取引でもマッチングが難しいという課題があります。Gnosis protocolはこのような課題を元に、主に①スリッページ発生させないこと、②指値注文を可能にすること、③取引のマッチングを効率化することを目的に開発されています。
その要となる機能がRing Tradeと呼ばれる仕組みです。本レポートではGnosis protocolの根幹となるRing Tradeの仕組みを解説します。
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