MakerDAOのシステム変更のメカニズム概観 USDC導入とパラメータ操作の威力

目次

  • 前提
  • 今回変更された主要なパラメータとその理由
  • USDC担保導入は大きな変更だがコントロール可能
  • 論考
  • 総論

前提

本レポートではMakerDAOのシステム変更のメカニズムを概観します。
先日公開したレポートでもETH価格の下落に伴ってMakerDAOシステムが債務超過に陥っており現在対応中だと記しましたが、その対応の一環としてUSDCが新たに担保として使用できることになりました。
USDCはCircle社によって発行されるステーブルコインで、Circle社が凍結権限を保有しています。またUSDC自体がステーブルコインであるため、USDCを担保資産として完全にはUSDにペッグされていないDAIを持つインセンティブは極めて小さいです。つまり、後述するMKRオークションを成功させるための措置だと理解することができます。

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