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Ethereum2.0のBeacon ChainとShard Chainの仕様を理解する

2020年03月02日

目次

  • 前提
  • Shardingの全体像を理解する
  • Beacon Chainの全体像を理解する
  • Committee
  • 総論

前提

本レポートではEthereum2.0で実装されるBeacon ChainとShardingの概観を行います。
Ethereum 2.0の基礎的解説は過去にこちらのレポートで行っています。
*レポート:Ethereum2.0 コンプリートガイド(2019年7月版) EthereumのPoSへの移行はどのように行われるか
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-01-ethereum2-overview
Ethereum2.0の仕様は頻繁に変わっており、ここで説明する仕様も変更される可能性が高いため、細かい部分には言及せず、大きな変更が行われないであろう仕組みを解説しています。
Ethereum2.0の大きな特徴はProof of Stakeへの変更、空間を分割し並列処理を可能にするShardingの導入、乱数の発生や各空間の接続を担うBeacon Chainの創設です。開発には当初の予想よりも時間がかかっており、大幅に計画が遅延していますが、一時は懸念されたEthereumキラーも現時点では登場しておらず、スマートコントラクトプラットフォームの分野では未だにEthereum一強であることを認識させられます。
今後もCosmosやPolkadotの発展には注目すべきではありますが、Ethereumを代替するようなプラットフォーム誕生の兆しは現在では見られず、今年もEthereumは最も注目すべきプロジェクトの一つであると筆者は考えます。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。