新しい合意形成プロトコルAvalancheを利用したEthereumのハードスプーン、Athereumとは
2019年11月07日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提と要約
- シビル攻撃対策と合意形成のおさらい
- AVA Labsとスプーンについて
- AVAプラットフォームとは何か
- Stakingによるシビル攻撃耐性+Avalancheによる合意形成
- 総論
前提と要約
本レポートではDevcon5で発表されたAvalancheを使ったEthereumスプーン(※後述)「Athereum」を概観します。AthereumはAvalancheというコンセンサスプロトコルを使用しており、EVM(Ethereum Virtual Machine)と同等の機能が組み込まれていながら、スケーラブルで分散化されたスマートコントラクトプラットフォームを標榜しています。
Avalancheは匿名の開発チームによって提案され、界隈では有名なコーネル大学のEmin Gün Sirerらによって検証されています。
- AthereumはAvalancheという合意形成プロトコルを使用している
- AthereumはEVMに組み込まれている機能を持つ
- Ethereumからのスプーン(データの移植)を予定
AvalancheはTeam Rocketを名乗るグループ(EmailアドレスはProtonmail)が提案したプロトコルです。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。