Bitcoin関連技術に特化をするBlockstreamの企業概要・取り組む事業領域・考察
2019年06月20日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 企業概略
- 資金調達
- シードラウンド
- シリーズA
- シリーズAエクステンションラウンド
- プロダクト①Liquid
- プロダクト②BLOCKSTREAM SATELLITE
- プロダクト③Blockstream Green
- プロダクト④Cryptocurrency Data Feed
- Blockstreamのオープンソース開発への貢献
- C-Lightning
- Elements
- Esplora
- コア開発者雇用によってBitcoinをコントロールしているという批判の妥当性について
- Blockstreamのような単一のパブリックブロックチェーンにコミットする企業のビジネスモデル
- 総論
前提
本レポートでは、Bitcoin関連の技術に特化をした企業であるBlockstreamについて解説をします。
Blockstreamは、Bitcoinの主要クライアントであるBitcoin Coreのコア開発者を多く雇用し、またそれだけではなく、多数のオープンソース開発を行う異色の企業です。
Bitcoinが最も時価総額が高く、かつ非常に重要なパブリックブロックチェーンであることは批判のしようがありませんが、そのBitcoinコミュニティで高い影響力を持つ開発者が多数在籍する同社も同じく重要度は高いと言えます。
一方、2013年-2017年にかけて、Bitcoinがスモールブロック派とビッグブロック派で論争が起こっていたときに特に散見された意見ですが、同社がBitcoinをコントロールしているという批判や影響力を持ちすぎであるというような批判もあります。
本レポートでは、それらを含め、同社の全体像を概観していきます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。