ブロックチェーンのオラクル問題を理解する オラクルに関する主要プロジェクトの概観
2019年01月24日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提:ブロックチェーンのオラクルとは
- オラクル問題・シングルオラクルであることは何が問題なのか
- オラクル問題を解決する3つの主要な方法
- ChainLinkの概要・仕組み
- Oraclizeの概要・仕組み
- Augurの概要・仕組み
- Witnetの概要・仕組み
- 総論
前提:ブロックチェーンのオラクルとは
本レポートでは、ブロックチェーンにおけるOracle(以下オラクル)問題の理解をし、オラクルに関連するプロジェクトを概観します。
ブロックチェーンにおけるオラクルとは、ブロックチェーンにブロックチェーン外のデータを送信することを指します。これは今後、スマートコントラクトで様々なアプリケーションが稼働をすることになる場合、不可欠な機能になります。
例えば、
- ボブとアリスが、3ETHずつコントラクトのアドレスにデポジットをする。
- サッカーでチームAとチームBの試合がある。
- チームAが買った場合は、ボブが、コントラクトアドレスにデポジットされた6ETHを得る。チームBが買った場合は、アリスが6ETHを得る。
スマートコントラクトを用いたこのような賭け試合を行う場合は、その試合結果をブロックチェーンに持ち込むオラクルが必要になります。何故なら、サッカーの試合の結果はブロックチェーンの内部には存在しないからです。上記の事例であれば、3.のタイミングで任意のオラクルから情報を獲得して、スマートコントラクトが執行されます。こういったオラクルの機能は、おおよそ全てのブロックチェーンのアプリケーションに必要になります。
分散型金融(DeFi)の文脈でも今後、トラディショナルな金融市場の株価や指数を参照することがあるでしょうし、その際にもオラクルは必要になります。スマートコントラクトを用いた保険でも不可欠です。例えば、飛行機の遅延に対する保険であれば、飛行機の遅延情報はブロックチェーン内部にない情報です。こういったブロックチェーン内部にない情報を送信する橋渡しのような機能を総称してオラクルと呼びます。なお、データベースのオラクルとは別物です。
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