世界の10のウォレット事業者を概観する それぞれのウォレットプロバイダがどのようにマネタイズ戦略を考えているか
2019年01月24日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提:ビジネスモデルを模索され続けてきたウォレットプロバイダという事業ドメイン
- (1) Ethos Universal Wallet
- (2) ImToken
- (3) Coinbase Wallet
- (4) TrustWallet
- (5) Cobo Wallet
- (6) Bixin
- (7) Ledger
- (8) Blockchain
- (9) Coinview(コイン相場)
- (10) TenX
- 2019Q1のウォレットプロバイダ各社の傾向の整理
- 総論
前提:ビジネスモデルを模索され続けてきたウォレットプロバイダという事業ドメイン
ブロックチェーン領域においてウォレットビジネスは、長い間マネタイズが難しいと言われてきた事業ドメインです。
顧客はブロックチェーンの秘密鍵を直接管理することになり、それは暗号通貨の管理方法として本来的な形式である一方で、プロバイダ側は中々ビジネスモデルの設計が難しくなるという問題があります。
しかし最近になって、各ウォレットプロバイダがどのようにマネタイズを目指しているか少しずつ具体的になってきたように思います。
また同時に、UI/UXの優れた新しいウォレットも増えています。
本レポートでは、これらを紹介し、ビジネスモデルを仕込んでいると思われるウォレットを10個取り上げ、どのようなプランでマネタイズを練っているかを概観していきます。
数が多いので、それぞれ詳細は割愛しますが、参考になればと思います。
そして、最後に現在のウォレットビジネスの傾向などを整理できればと考えています。
なお、本レポートでは各ウォレットが「この部分でビジネスを作るだろう」という予想も含めて書いていきます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。