新FRB議長の方針を踏まえて、BTCやゴールドの中期目標を見直すべき可能性を検討する

2026年06月24日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Warsh FRBの3つのメッセージ
  • BTCやゴールドの中期目標を見直すべき可能性を検討する
  • 総括

前提

BTCとゴールドは、長期的には「法定通貨価値の希薄化」や「地政学・財政リスク」に対するヘッジ資産として評価されやすい資産です。
前者の「法定通貨価値の希薄化」の最大の変化はFRBの政策反応関数です。ケビンウォーシュ氏は2026年5月22日にFRB議長へ就任し、最初のFOMCが執り行われました。6月FOMCでは政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれた一方、声明文ではインフレが2%目標を上回っていることが明確に示され、「物価安定を実現する」姿勢が強調されました。
筆者は、ケビンウォーシュ氏議長の初回FOMCを「単純なタカ派転換」ではなく、市場にFed put(何か危機があればいつでも中央銀行が流動性を供給してくれる)を期待させない新体制の始まりと捉えています。フォワードガイダンスの後退、2%インフレ目標への再コミット、バランスシート政策の再検討は、短期的にはリスク資産と無利回り資産の双方に対してバリュエーション圧縮要因になると考えられます。
本レポートではこの考えを整理して解説します。
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