BTC市場の現在：オンチェーンアクティビティ、BTC保有数別アドレス数の推移、BTC ETFなど
2025年07月22日
この記事を簡単にまとめると（AI要約）
2024年後半以降、BTC価格は上昇を続ける一方でオンチェーン活動は減速。ETFや企業の財務戦略採用などを通じた機関主導の構造変化が進む中、こうした流れはETHのようなアルトコインにも波及しつつあります。
本稿では、BTC市場の現況確認を目的として、オンチェーンアクティビティ、保有規模別アドレスの動向、ETF関連の展開について、定点観測の視点から整理していきます。
図1.BTC価格とオンチェーン手数料の推移（出所：coinmetricデータを元に筆者作成）
2024年5月以降、ドル建てのビットコイン（BTC）価格は上昇を続けていますが、Bitcoin上の取引活動は2024年11月をピークに低迷（図1）。
本稿では、BTC市場の現況確認を目的として、オンチェーンアクティビティ、保有規模別アドレスの動向、ETF関連の展開について、定点観測の視点から整理していきます。
2024年5月以降、ドル建てのビットコイン（BTC）価格は上昇を続けていますが、Bitcoin上の取引活動は2024年11月をピークに低迷（図1）。
図2をご覧のようにアクティブアドレス数は微減傾向ですが、オンチェーントランザクションは低迷をしています。
この昨年暮れから見られる個人投資家から機関投資家主導という市場構造の変化（※1で解説）はGenius法可決など世界の暗号資産領域での規制の明確化が進む7月現在も引き続き同じような状況であることがわかります。
※免責事項：本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。
