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時間トークナイゼーションプラットフォーム「time.fun」の概要と、個人の金融商品化に対する懸念を考察

2024年09月04日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 概要
  • 今後の展開を注視する必要性
  • 個人的な見解
  • 総括

前提

本レポートでは、2024年8月末にシードラウンドで$3Mを調達した時間トークナイゼーションプラットフォーム「time.fun」についてご紹介します。
また、SocialFiがもたらす新たな経済圏における「時間」や「アテンション」の価値についても筆者の私見を交えながら考察していきます。
time.funのようなプラットフォームが登場することで、個人の時間がどのようにトークン化され、取引の対象となるかを検討し、その影響や潜在的なリスクについても触れていきます。
急速に進化するアテンションエコノミーの中で、個々人が自らの立ち位置をどのように見定めるべきか、また、この新たな潮流がもたらす未来像についても考えていきたいと思います。

概要

time.funは、ユーザーが他人の時間を分単位で購入・売却できるSocialFiプラットフォームです。
簡単にいうと、ユーザーはインフルエンサーや著名人、クリエイターの「時間」を購入し、それを使って時間トークンの発行者の時間を行使することができます。
具体例としては、ユーザーが誰かの時間を購入すると、その時間を使って直接的なコミュニケーションを取ることができます。例えば、20分間の時間トークンを保有しているケースでは、それを使って1対1のビデオ通話やテキストメッセージをしたり、質問などをすることができます。
また、時間トークンを保有することで、特定のTelegramチャットルームにアクセスする権利が得られるなど、全盛期のPFP NFTプロジェクトで見られたようなコミュニティ機能も備わっていることが特徴です。
なお、執筆時点においてtime.funはBase上に構築されており、クリエイターが自分の時間をトークン化し、それを取引や使用できるようにする仕組みを提供しています。
時間トークンの発行者は、その時間が取引されたり、使用されたりするたびに手数料を得ることができるため、この点においてもかつてのOpenSeaのようなNFTの二次流通手数料のモデルが採用されているのではないかと考えられます。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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