WEB3.0 SECURITY #17|過去1ヶ月のインシデント分析(2024年05月20日時点)
2024年05月22日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 月間インシデント発生数の推移とその内訳_Mar,2013-May 20,2024
- 攻撃別被害額_過去1ヶ月(May 20,2024時点)
- 影響が大きかった5つの事件_過去1ヶ月(May 20,2024時点)
今回のWeb3セキュリティレポート#17では、2024年05月20日時点での過去1ヶ月間に発生した計39件のインシデントを対象に、特に注目すべきインシデントを簡潔に取り上げ、それらから見える攻撃手法の大まかな流れと変化に焦点を当てています。また、影響が大きかった5つの重要な事件についても、簡明に解説を加えています。
このレポートでは、複雑化するサイバー脅威の中で、どのような事象に注意を払い、どのような対策を講じるべきかの指針を提供することを目的としています。日々の防衛策に役立てるため、基本的な知見を分かりやすく提供しています。本レポートを通じて、身を守る知識を深めていただければと思います。
月間インシデント発生数の推移とその内訳_Mar,2013-May 20,2024
上グラフは2013年3月以降、調査時点までの月間インシデント発生数(Slowmist社が検出した事件に限定)の推移を表しています。2024年4月は39件、5月は20日時点で20件が確認されています。
上の積み立て棒グラフは、2020年から増加しているインシデント数と連動し、特に頻度が高い5つの攻撃手法の割合の変遷を示しています。2024年04月を確認すると、ラグプルが最も多いという結果を示していますが、5月は調査時点でコントラクトの脆弱性をついた攻撃が最も多く発生しています。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。