2024年下期に向けたBitcoinへの投資スタンス
2024年05月17日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Bitcoinへの資金流入を加速させる可能性があるいくつかの事象
- 総括
前提
今回は2024年下期に向けたBitcoinへの投資スタンスを筆者の視点で纏めます。
筆者はBitcoinの長期投資家という立場でありBitcoinには万年強気でありますが、このタイミングで若干久しぶりにマーケットレポートを書こうと考えた動機として、Bitcoinの価格形成がむこう1年くらいでより加速する可能性を見込み始めたからです。具体的にはBitcoinにはよりティアの高い機関投資家の買入需要が現実化して、むこう1年、遅くとも2年ほどでアセットクラスとして地位が異なるフェーズに突入する可能性を感じています。
振り返れば、まだ個人投資家が主役だった2017年頃の暗号資産市場でも「近い内に機関投資家がやってくる」と期待されていましたが、2020年くらいに入ってきた機関投資家はこのアセットクラスの専門ヘッジファンドや規模の小さいファミリーオフィスでした。その後、MicroStrategy等の参入を経て2024年にはETFが承認されるわけですが、ここから先に起きることはより規模の大きいマクロファンドに組入されるダイナミクスが起こります。
既にその流れを示唆するニュースはいくつか出ておりそれらを解説しながら、価格形成の観点でBitcoinを取り巻く景色が変わる将来をイメージできればと思います。
本レポートではその背景を述べます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。