NFC×NFTの事例分析とその可能性を考察
2023年03月20日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- NFTブームの終焉と求められるユースケース
- NFCタグ×NFTの事例紹介
- CryptoKaiju
- エキタグ
- WrapTag
- NFCキーカード
- du-al.io
- Qliktag
- SmartSeal
- Bennu Global Entertainment
- Startrail PORT
- NFTag
- ユースケースと展望の考察
- 総論
前提
本レポートでは「NFT×NFCの可能性」について考察します。
アートやPFPからはじまったNFTブームが終わりを迎え、NFT業界はより実用的なユースケースを模索しています。それは、NFTでなければ出来ない体験であり、既存の行動を代替するような新しい体験です。
その1つにフィジカルとデジタル(NFT)を掛け合わせる動きがあります。我々は未だフィジカルの商品を購入し消費する世界を生きています。web3の業界でNFTはデジタルアイデンティティとなりつつありますが、まだまだフィジカルの世界においてNFTの利用は進んでいません。
しかし、AzukiがPBTを出したように、真贋証明やトランザクションの追跡など、フィジカルな製品とNFTを組み合わせることで出来ることは多々あります。そして、NFTならではの新しい体験も創出可能です。
そこで本レポートでは、フィジカル×NFTの事例の中でも、Suica等にも利用されているNFC技術を取り上げ、「NFC×NFT」の事例分析とユースケースや展望の考察を行います。
なぜNFC技術なのかと言うと、NFCはすでに実用化され世界で利用されている技術であり、個人でも簡単にNFC技術を活用したサービスを作れるほど、NFCの利用コストが安価となっているからです。
つまり、利用コストが安価で普及した技術であるNFCタグを活用することは参入ハードルが低いため、有効なユースケースが発見されれば、今後多くのプレイヤーが参入していくと予想できます。
そのため、NFCタグ×NFT利用の事例に絞り、その可能性を考察していきます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。