NFT流通モデルを脱構築する【後編】|VRGDAメカニズムを応用したゲーム「Art Gobblers」
2022年09月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- VRGDAメカニズムを応用したゲーム「Art Gobblers」の概要
- Art Gobblerを育てる(二次創作する)とは?
- 余談:ERC1155規格とERC3525規格は何が違うのか?
- どこにVRGDAメカニズムを応用しているのか?|Art Gobblerの仕組み概要
- 考察:VRGDAメカニズムは消費アイテム(トークン)の需要と供給の乖離を抑制できるか
前提
本レポートではNFT流通モデルVRGDAを応用したゲーム「Art Gobblers」を概説します。
なお前提知識となるVRGDAメカニズムについては本レポート【前編】で解説しています。
【対象読者】
- NFT、GameFi、ゲーム関連事業者、またはNFTクリエイター
【要旨】
- 主に「Art Gobblers」でのVRGDAの応用事例を概説する。
- 課題①:ゲーム内の消費アイテム(トークン)に市場価値を持たせることは可能ではあるが、一般的に発行上限のない消費アイテム(トークン)はゲームが進行するにつれてワールド内に過剰にインフレし、ゲームバランスを崩す危険性がある。
- この危険性(需要と供給の乖離)をVRGDAメカニズムで緩和することができるのかという点に対する考察が今回のレポートで特に主張したい点となる。
- 余談としてマルチトークン規格であるERC1155とそれに類似するセミファンジブルトークン規格ERC3525の相違点について触れる。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。