NFTの応用的な設計ができるDynamic NFTsとは 実現可能なユースケースの例
目次
- 前提
- Dynamic NFTs(dNFTs)の概要
- 実現可能なユースケースの例を5つ紹介
前提
本レポートではNFTの応用的な設計ができるDynamic NFTsについて解説をして、実現可能なユースケースの例を紹介します。
NFTは2021年に大きく注目されて現在ブロックチェーンのマスアダプションを牽引する要素となっています。とは言いながらも、NFTが大きく注目され始めてまだ精々2年程度ということもあり、様々な設計方法が実験的に繰り返しされている段階でもあます。今回取り上げるDynamic NFTs(以下dNFTs)もその1つです。
「Dynamic」とは日本語で「動的・変化する」を表しますが、dNFTsはそのままの意味で変化するNFTを指します。
NFTは固有のパラメーターを持ちますが、多くの場合、そのパラメーターはブロックチェーン上でミントされたときに固定、またはオンチェーン上のイベントでのみ可変します。
NFTは固有のパラメーターを持ちますが、多くの場合、そのパラメーターはブロックチェーン上でミントされたときに固定、またはオンチェーン上のイベントでのみ可変します。
dNFTsではそれをブロックチェーンの外、オフチェーン上のイベントをトリガーにしてパラメーターを変更します。それによって様々な条件や使用によって変化する応用的な設計ができNFTが実現します。外部情報をオラクルを使って取得します。オラクルとは一言で表すと「ネットワークの外にあるオフチェーンのデータをネットワーク上のオンチェーンに持ってくる仕組み」です。
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筆者が考えるに、dNFTsは特に元から既存事業を展開する企業が発行するNFTに相性が良いだろうと考えています。もちろん企業利用に限らないが、特にNFTを発行する企業担当者は知っておくべきNFTの設計でしょう。この理由についても本文中で後述します。
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