NFTの技術動向を理解する -LayerZeroとOmnichainNFT-

目次

  • 前提
  • LayerZero
  • Omnichain NFT
  • 総括

前提

本レポートでは、チェーン間のインターオペラビリティを解決するLayerZeroと、その技術を利用したOmnichainNFTについて解説します。目的はLayerZeroとOmnichainNFTの利点とリスクを理解することです。LayerZeroについては類似プロジェクトのCOSMOSとの比較を、OmnichainNFTについては実際に投資しての気づきも踏まえて解説します。
まずNFT市場の状況を見ると、2021年のNFT SummerからNFTの流行が始まり、暗号資産が2022年1月に暴落した後も取引量は衰えていません。また、取引量の80-90%はEthereumが占めていますが、Solanaが10%弱を占めるようになっています。

https://www.theblockcrypto.com/data/nft-non-fungible-tokens/nft-overview/nft-trade-volume-by-chain

とはいえ、90%程度のNFTはEthereumを中心とするEVM互換のチェーン上にあります。このNFTにも色々と技術的な課題があります。例えばチェーン間の移動が困難、Mint(生成)時のガス代が高価、ラグプルで資金を失うなどです。
このような課題がある中でNFTにも新しい技術が出てきています。本レポートでは複数のチェーン間で使用できるOmnichainNFTと、それを支えるLayerZero。また後半では、OmnichainNFTの規格化を行うERC-721O、また他のERC-721の改善であるERC-721AとERC-721Rについても解説します。

[Exective Summary]
  • LayerZeroは比較的リスクが少ない方法でL1間のブリッジが可能だが、Chainlinkへの依存がある。またリレイヤーを集めるためのインセンティブ設計が期待される。
  • Omnichain NFTは面白い試みだが、現状はブリッジを十分に生かせていないためにOmnichainを活かした活用法を期待したい。

LayerZero Web site:https://layerzero.network/
Ghostly Gh0st Twitter:https://twitter.com/gh0stlygh0sts
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