mStableの概要 複数のステーブルコインを担保に単一のステーブルコインを生成するプロトコル

目次

  • 前提
  • mStableの概要
  • ガバナンストークンのmStable Meta(MTA)の概要
  • 総論

前提

本レポートではmStableの概要について解説します。
mStableは、複数のステーブルコインを担保に単一のステーブルコインを生成するEthereum上のプロトコルです。現在、ステーブルコインには様々な種類があり、主要どころだけでもUSDC、DAI、USDT、 sUSD、TUSD、GUSDなどいくつも例に挙がり、実際にはこれ以外にさらに多くの種類が存在します。
mStableはこれらのステーブルコインを担保にしてmUSDという1つのステーブルコインに変換することができます。加えてmStableは主要なステーブルコインのスワップ機能も備えています。
今回のレポートでは、mStableの概要と基本的な仕組み、およびガバナンストークンのmStable Meta(MTA)の概要について解説します。
公式サイト:https://mstable.org/
ドキュメント:https://docs.mstable.org/

mStableの概要

mStableは、複数のステーブルコインを担保に単一のステーブルコインを生成するEthereum上のプロトコルです。2020年5月にメインネットローンチをしました。
mStableは、以下の課題を解決することを目的にしています。
  • Ethereum上の主要なUSドルのステーブルコインだけでも5種類以上存在し、ユーザーエクスペリエンスを悪くしていること
  • ステーブルコインを保持しているだけでは利息がつかないこと
  • ペッグされた資産の損失可能性に対する保護の欠如
mStableのプロトコルは、あるソフトペグトークンを担保にして、mAssetと呼ばれる合成資産を生成することができるスマートコントラクトで構成されています。加えてスワップの機能や金利取得の機能も備えています。それぞれの要素について解説します。

mAsset

基本的な仕組みとして、ユーザーはmStableのスマートコントラクトに担保差し入れ対象のステーブルコイン(例:USDC)をデポジットするとmUSD(mStableプロトコルによって生成される資産はmAssetと呼ばれる)を1:1で生成することができます。また、mUSDは1:1で担保資産と引き出しが可能です。
mStableのスマートコントラクトに差し入れされた担保資産は、スマートコントラクトが自動的にCompound等のサードパーティのレンディングプロトコルに貸し出しを実行します。このときに取得した金利は、mAssetの保有者に分配されます。この機能がSaveです。後述して解説します。

このレポートはBasicプラン、法人会員限定のレポートです。

Basicプランのユーザとして登録するか、法人契約を行うことで続きをお読みいただけます。

タグ