The Graphの概要 様々なプロジェクトにAPIを提供しインフラとして存在感を放つ分散型クエリネットワーク
2020年10月19日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- The Graphの概要
- The Graph Networkの概要
- 1. Indexer
- 2. Curator
- 3. Delegator
- 4. Consumer(利用者)
- GRTトークンのディストリビューション・トークンセール
- 総論
前提
本レポートではThe Graphの概要を解説します。The Graphはブロックチェーン上のデータを整理し、簡単にアクセスできるようにするためのサービス、プロトコルです。Ethereumのパブリックブロックチェーン上の様々なアクティビティを整理して参照しやすくします。
The Graphは数多くのAPIを提供しており、例えばある分散型取引所で取引された数や最終価格や、あるスマートコントラクトに対するトランザクション数など、様々なデータを提供しています。これらのAPIは、すでにDeFiの主要なプロジェクトやプロトコル、マーケット情報サイトとして影響度が高いCoinGeckoやMessariなどにも利用されています。つまりThe Graphは、ある側面でインフラストラクチャーの性質を帯びつつあります。
The Graphは2020年9月、今後サービスを分散化させてプロトコルのように機能させる構想としてThe Graph Networkを発表しました。本レポートではThe GraphやThe Graph Networkとしての構想、トークンエコノミクスを取り上げて解説します。
The Graphサイト:https://thegraph.com/
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