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NFT取引所の近況とNFTを絡めた事業の注意点

2020年02月16日

目次

  • 前提
  • 法定通貨とNFTを繋げるNifty Gateway
  • サードパーティーのセカンダリーでありながら本家を超えるTokenTrove
  • 総論

前提

本レポートではNFT取引所の現況を概観します。
NFTの利用は現在もゲームアイテムの表現以外では目立った活用がなく、大きな注目は集めてはいませんが、潜在的に資産性を有するモノや権利の換金やセカンダリーマーケットの創出、会員権の表現など様々な領域での応用が期待できる分野です。
以下のNFTレポートでも記載したように、BinanceやGeminiのような大手取引所もNFT領域に進出してきており、徐々にNFTに注目が集まり始めていることは明らかです。また、0xを使って構築されたTokenTroveは主にGodsUnchainedのアイテムをサポートしていますが、既にGods Unchained本体に付随しているマーケットプレイス以上の流動性を獲得しており、0x系のリレイヤーの中でもトップの取引数を有しています。
*レポート:NFTは3年後にどのように使われているか
https://hashhub-research.com/articles/2020-01-28-future-nft-usecase
本レポートでは、OpenSeaや米取引所Geminiが買収したNifty Gateway、0x Protocolを利用して作られ直近で最大の取引数を持つTokenTroveなどの代表的なNFT取引所を概観します。NFT自体の歴史が浅いものの、OpenSeaはNFT取引所の老舗で、Nifty Gatewayはクレジットカードを使ったNFTの購入をサポートしており、TokenTroveは後発ながらGods Unchainedというゲームのセカンダリーマーケットとして急成長しているという性質を持っています。
以下ではNifty GatewayとTokenTroveの2つを取り上げます。筆者は、Nifty Gatewayは法定通貨をサポートするGemini傘下のゲートウェイとして、TokenTroveは本家のマーケットプレイス以上に成長した0x利用のセカンダリーマーケットとして、それぞれ注目しています。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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