Bitfinexの運営会社iFinexが発行をする独自トークンLEOについて。トークンモデルの解説と考察
2019年06月20日
目次
- 前提
- Bitfinexの運営会社iFinexについて
- LEOの基本トークンモデル
- 過去のハッキング事件・差し押さえに関連するバーンメカニズム
- トークンの運用に関する透明性について
- iFinexの収益性について
- 考察・BinanceのBNBトークンとの比較
- 総論
前提
本レポートではBitfinexの運営会社iFinexが発行をする独自トークン UNUS SED LEO (以下LEO)について解説します。
iFinexのトークンであるLEOは2019年5月にローンチをしました。
$1Billion(約1100億円)分のトークンが販売され、プライベートセール後、売れる分が残っていたら、パブリックセールでも販売される予定でしたが、プライベートセールで完売しました。
5月20日から同社のプラットフォームですでに取引が開始しています。
iFinexは、USDTなどで知られるStablecoinのTetherの実質的運営会社でもあり、広く知られているようにその運営の実態性については度々懐疑的な議論が巻き起こります。
Tetherの運営やその歴史については、本レポートのスコープからは外れるので、主には取扱はしないものの、同取引所に纏わる議論や運営の不透明性は数多くある取引所です。
それだけに今回のトークン発行も注目がされます。
本レポートでは、そのトークンモデルの解説および考察を行います。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。