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これまでと異なるマネーフローと今回の相場ではアルトコイン・トークンに資金が回流しないかもしれない理由

2019年05月30日

目次

  • 前提・2019年4月からのビットコインの高騰
  • GBTCが市場に与える影響
  • CoinbaseのTwitterアカウントの分析
  • 総論

前提・2019年4月からのビットコインの高騰

BTCの価格は4月から上昇しており、相場は底打ちをしたという見方が強くなっています。
5月初旬にも大きな上昇が見られ、執筆時点でBTCの価格は円建てで10000ドルの大台を目指しているところです。
歴史的に、BTCの価格が上がると、そのBTCを通してトークンやアルトコインの購入が行なわれ、それらの価格も上昇をするというサイクルは多く確認できました。
しかし、今回についてはそのサイクルが起きない可能性があります。
まず、5月初旬の上昇については、5月2日にはGrayscale社によるTVCM放送の開始、Fidelityが機関投資家への暗号通貨のトレードを数週間以内に開始するなどのニュースに反応しているだろうと言える。
Grayscale社によるTVCMは、「ゴールドを捨てて、ビットコインに投資しよう」というキャッチコピーで手の込んだCMになっています。
さて、このCMで重要な点は、ここでプロモーションされているものはティッカーシンボルGBTCであるということです。
GBTCは、Grayscale社の販売しているビットコインの投資信託であり、投資対象を唯一ビットコインのみであり、実質的にビットコイン価格に連動する金融商品になっています。
同金融商品は、適格機関投資家向けに販売されています。
GBTCの出来高はCM放映が始まる少し前から急増しており、相当量が買われていることが確認できます。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。