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データ価値の還元と透明性、プレシードラウンドで300万ドルの資金調達を達成した「mbd」が挑むWeb3×AIの課題解決

2024年11月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 概要
  • 資金調達に関する情報
  • SNSにおけるAIアルゴリズムの仕組みと課題
  • 総括

前提

近年、AI技術の進化が加速し、私たちの日常生活からビジネスまで、幅広い分野で大きな影響を及ぼしています。その中で、AIアルゴリズムの透明性と選択の自由を求める声も高まっています。そうした背景のもと登場したのが、今回ご紹介する「mbd」というプロジェクトです。
[関連資料]
公式ウェブサイト:https://www.mbd.xyz/
公式ドキュメント:https://docs.mbd.xyz/reference/intro/getting-started
公式Twitter:https://x.com/mbdtheworld
公式GitHub:https://github.com/ZKAI-Network

概要

出典:https://www.mbd.xyz/
mbdは、Web3ソーシャルアプリ向けのコンテンツモデレーションと推薦AIプロトコルの構築を目指す「Web3×AI」領域の振興プロジェクトです。mbdの中心的な理念は、AIアルゴリズムの透明性を高め、ユーザーに選択権を取り戻すことであり、AIが私たちのデータでトレーニングされている現状において、得られる利益がデータ提供者に還元される仕組みを構築することを目指しています。
具体的には、分散型のパーソナライズされたAIアルゴリズムを提供することで、従来の中央集権的なAIシステムを凌駕する性能と公平性を実現しようとしています。そして、このアルゴリズムは、リアルタイムでオンチェーンデータとオフチェーンデータを統合し、パーソナライズされた体験を実現しながら、透明性の高い形でユーザーのデータ価値を評価する点が特徴的であると謳われています。
従来のWeb2企業は、ユーザーのデータを活用する一方で、透明性を欠いたまま広告収益を優先してきました。これに対し、mbdは「個別最適化されたAIアシスタントの提供」や「AIデータマーケットの構築」などの取り組みを通して、AIシステムを分散化し、ユーザーの貢献度に応じた公平な報酬システムを提供する仕組みを目指しています。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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