WEB3.0 SECURITY #16|Jan~Apr,2024
2024年04月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 月間インシデント発生数の推移とその内訳_Mar,2013-Apr,2024
- 攻撃別被害額_Jan,2024-Apr,2024
- 影響が大きかった3つの事件_Jan,2024~Apr,2024
今回のWeb3セキュリティレポート#16では、2024年01月から2024年4月22日にかけて発生した計137件のインシデントを対象に、特に注目すべきインシデントを簡潔に取り上げ、それらから見える攻撃手法の大まかな流れと変化に焦点を当てています。また、影響が大きかった3つの重要な事件についても、簡明に解説を加えています。
このレポートは、複雑化するサイバー脅威の中で、どのような事象に注意を払い、どのような対策を講じるべきかの指針を提供することを目的としています。日々の防衛策に役立てるため、基本的な知見を分かりやすく提供しています。どうぞ、この機会を活用して、身を守る知識を深めていただければと思います。
月間インシデント発生数の推移とその内訳_Mar,2013-Apr,2024
上グラフは2013年3月以降、調査時点までの月間インシデント発生数(Slowmist社が検出した事件に限定)の推移を表しています。
発生件数だけに着目をすると、インシデント発生数は2020年あたりから、2023年12月にかけて持続的に増加している様子が見て取れます。2024年に入ってからの数ヶ月は、相対的に落ち着いているように見えるかもしれませんが、月に約30件のインシデントが依然として報告されており、警戒を怠ることはできません。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。