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Web3メールマガジンプラットフォームParagraphを使ったメディア運営事業の可能性

2023年02月03日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Paragraphの概要
    • メールマガジン配信機能
    • NFTコレクションの作成とミントボタンの埋め込み
    • トークンゲートによる限定コンテンツ化
    • コンテンツをArweaveへ保存
    • リファラル機能
    • ストリーミング・サブスクリプション支払い登録機能
    • Farcasterとの接続
    • Substackとの比較
  • Paragraphを使ったマネタイズ手段の検討と考察
    • マネタイズ手段の検討
    • メディア事業としてのParagraphの利用価値と可能性
  • 総括

前提

本レポートでは、Web3特化のメールマガジンプラットフォームであるParagraphの概要を解説し、個人での利用を想定した活用方法とメディア運営事業としての可能性について考察を行います。

Paragraphは、2022年10月にプレシードラウンドで 170 万ドルを資金調達しています。Lemniscap が主導し、Binance Labs、FTX Ventures、Global Coin Research、Sfermion、Seed Club など多くの企業が参加しました。
参照:Paragraph raises $1.7m

一部のクリプト業界では、米国を中心に流行したメールマガジン配信プラットフォームであるSubstackや、先日サービス終了が発表されたTwitterのRevueなどがプロジェクトのマーケティング、あるいは個人の情報発信に利用されてきました。Paragraphは、主にNFTを購読者限定にミントさせる機能や、NFTをトークンゲートにして読者に限定コンテンツにアクセスさせる権利を与える機能など、Web3のユーザー体験をシームレスに統合したメールマガジンプラットフォームです。MediumやMirrorなどのCMSにも人気がありますが、Paragraphはこれらに競合するサービスです。

今回はクリエイターなどの個人事業主や会社員の副業でのメディア運営を想定し、Paragraphを用いてどのようなメディアを展開できるのか、という観点で検討を行い考察します。引き続きSubstackなどのWeb2サービスが優勢なのは間違いありませんが、Paragraphが何が得意で、どこまで使えそうなのか、何が実現できるのかといった視点を提供することを目的にします。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。