FTXが目論むSolana経済圏の構想 SushiSwapの救済から流動性5千億円の吸収まで
2021年03月22日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- これまでの流れと各プロジェクトの概要
- SushiSwapを救ったヒーローとしてのSBF
- SolanaとSerum
- Raydium
- Solanaの使い方
- SushiSwapのSolanaへの移行で流動性を獲得
- 取引所はトークン規格変換のゲートウェイとして機能する
- CeFiの流動性と取引体験を持つ新しい流動性提供システム
- 総論
前提
本レポートではFTXあるいはその運営母体であるAlamedaの戦略について、Solana、Serum、Raydium、SushiSwapの近況を横断的に俯瞰しながら、全体像を把握することを目的とします。なお、本レポートは公開情報をベースにはしていますが、一部で状況を基にした筆者の予想が含まれており、その部分に関しては予想であることを明記しながら説明を行います。
次節以降で取り扱うテーマは「SBF(FTXのCEO)はいかにしてSushiSwapの流動性を吸収し、自身が構築するエコシステムのインフラとして取り込むか」です。全体像を理解するために概要や時系列での出来事を簡単に整理し、その後、流動性の吸収をどのように行うのか、また取引所としてのFTXの戦略を概観していきます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。