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RENDER NETWORK(RNDR)の概要 分散型GPUレンダリングネットワークとは

2020年12月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • RNDRの基本概要
  • RNDRの仕組み
    • ユーザーフロー
    • ユーザーの支払いや価格決定モデル
    • レンダリングジョブを実行するノードの評価の仕組み
  • RNDRトークン・トークンディストリビューション
    • RNDRトークンのユースケース
    • トークンディストリビューション
  • 総論

前提

本レポートではRENDER NETWORK(以下RNDR)について解説します。RNDRは分散型GPUレンダリングネットワークです。
レンダリングとは、何らかの抽象的なデータ集合を元に一定の処理や演算を行って、画像や映像、音声などを生成することを指します。例えば、HTMLやCSSなどによる描画内容の記述と、画像ファイルやフォントファイルなど外部のデータなどを組み合わせ、Webブラウザのウィンドウ内にページ内容を表示する動作がレンダリングです。
ゲーム制作やVRコンテンツ作成の際のレンダリング処理では、膨大な計算処理をするための高性能GPUが必要となります。
GPUレンダリングとは、GPUの処理演算機能をCPUの補助演算として利用して、処理能力を向上させる技術のひとつです。一般的にPCの演算処理は頭脳にあたるCPU(中央処理装置:Central Processing Unit)で行っています。それに対し、GPU(画像処理装置:Graphics Processing Unit)は主に映像のデータ情報処理を行っています。
RNDRは、アイドル状態のコンピュータからGPUのリソースをP2Pで提供できるネットワークを構築しています。RNDRは2017年にプロジェクトを発表、2020年にメインネットローンチをしています。
このような物理的資源が必要なネットワーク経済をトークンをはじめとしたWeb3の仕組みでブートストラップするプロジェクトはDePINと呼ばれ注目されています。DePINの概要、主要プロジェクト郡の総論については、以下の関連レポートで解説しています。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。


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